【2022年版】コロナ禍でも海外渡航する方法〜ヨーロッパ編〜

air hostess wearing a facemask standing in the aisle of an aeroplane ライフスタイル

注意

こちらの記事は2022年2月時点での水際対策状況をもとに作成しております。

現在は、下記のような規制なくドイツ・日本ともに渡航可能となっておりますが、最新の情報をご確認いただければと思います。

昨今の新型コロナウィルスの影響で、海外に行きたくても行く方法がわからない、行ってもよいのか判断がつかないという方々は多いと思います。

そんな皆さんに、コロナ禍でも海外に行けるのか?また、実際に行く際は何が必要なのか?等、海外渡航に関するリアルな情報を発信させていただきます。

この記事でわかること

・コロナ禍でも海外に行けるのか?

・コロナ禍に海外渡航する具体的な方法。

・海外渡航するにあたり注意すべきこと。

piiko
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まず、結論。

現在、海外渡航は推奨されませんが、コロナ禍でも渡航は可能です。一部、外国人の入国拒否をしている国もありますが、旅行客を受け入れている国なら渡航することはできます。

また、ワクチン証明書があると手続きは楽になるので、取得することをおすすめします。

※感染対策はもちろん必要以上十分に。コロナに罹ってしまったら自己責任です。

まずは私の体験談から

私は、現在ドイツに滞在しており、様々な国を旅してます。

2022年11月、オミクロン株の感染が確認され始めた頃に日本を出発し、ドイツに向かいました。

日本は外国人の入国を制限していた時だったので、ドイツ側も同様に外国人の入国を禁止しないか、かなり心配でしたが、無事にドイツに入国することができました

また、ドイツに入国してから今日までに、チェコ、ポーランド、フランス、オランダ、トルコにも無事に旅行することができました。

私の場合、コロナ禍でも観光ビザで問題なく各国に入国することができました。

(EUの場合、どこからの入国かが重要になってきますが、そちらは後述します)

旅行中は、毎日コロナ検査をして、感染対策も徹底しました。旅行者の最低限のマナーだと思って、これ以上感染を広げないように努力しながら、旅行するように意識しましょう。

海外に行ってもいいのか?海外旅行できるのか?

外務省による海外安全情報を確認

海外に渡航する際、まずは外務省が公表している海外安全情報マップを確認することをおすすめします。政府の視点で、各国の最新の危険情報が整理されているため、とても有益な情報です。

外務省 海外安全ホームページ
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。

上記リンクから海外安全情報にアクセスし、現時点での危険度を確認してみてください。

2022年1月現在、ヨーロッパはすべての国で「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」が出てます。

外務省が出す情報に落胆してしまった方も多いと思います。それだけこのロナ禍に国境をまたぐ大きな移動をすることはリスクが高いということです。

しかし、”渡航中止勧告”が出ているからといって、その国に行けないということではありません。航空券もしっかり売られてます。

自分で渡航目的とリスクをじっくり考え、行くか行かないかは自分自身で考えて、自分で決める権利があると思います。適切な決断をするために、情報収集は欠かさないようにしましょう。

渡航国の入国規制情報を確認

一番大切な情報は、渡航する国の水際対策に関する情報です。

この入国規制に関する情報は、各国の大使館のHPを参照することをおすすめします。最も信頼性があり、最新の情報が公開されているからです。

ヨーロッパの場合、旅行者の”国籍”というより、”どこから”入国するかによって、規制内容が変わるケースが多いので、どこからの入国なのかを注意して確認しましょう。

日本から各国への入国規制

まず日本から第一に入国する先の規制内容を確認しましょう。

こちらは、外務省の海外安全ホームページで、日本からの入国に関して何らかの規制がある国とその規制内容がまとめられています。

外務省

詳細は、大使館のリンクから”日本からの”入国規制欄を確認してください。(大使館のトップページから、必要な入国規制関連ページまでうまく飛べない場合は、検索エンジンで検索しましょう。。。)

入国規制内容を確認していただくと、ワクチン接種が完了しているか否かで、規制内容が変わるケースが多く見られます。ワクチン接種が完了していることを証明する「ワクチン証明書」は、日本国内で発行しますが、日本で発行した証明書が渡航国で認められるかが大きな確認点となります

上記リンクの各国の規制が記述されている箇所に、「※ 日本の市区町村等で発行されるワクチン接種証明書は○○政府が指定する条件を満たすので有効である。」等、有効性について記載されています。しかし、全てが網羅されている訳ではないため、注意が必要です。

また、ヨーロッパの各国では、ワクチン接種を証明するQRコードが無いと、レストランに入れなかったり、イベントに参加できなかったり、かなり不便です。最初に入国した国の薬局等でQRコードを作成しましょう。(詳細は別記事でお伝えしたいと思います)

ヨーロッパ入国後の各国への入国規制

日本からヨーロッパのどこかの国に入国したあとは、”日本から”の入国規制ではなく、「EU域内」や「シェンゲン協定国から」等と記述されている箇所の入国規制を確認しましょう。

大使館のHPで記載箇所が確認できない場合は、英語で調べて、各航空会社がまとめてくれているサイト等を参考にしていました。

また、ヨーロッパ内だと入国する交通手段によっても、要件が変わるので注意しましょう。私がチェコに入国した際は、飛行機、車、電車で必要な書類がかなり異なりました。

海外渡航の具体的な方法

私が実際に日本から入国したドイツを例に、具体的な海外渡航の流れをお伝えします!

①入国規制を確認する

前章でお伝えしたとおり、渡航国の入国規制を確認して、自分はその国に入国できるのか、必要な書類は何なのか、を確認しましょう。

ドイツの場合、日本からの入国は以下の制限がありました。

※2022年1月26日現在、ドイツ大使館より

https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus200313-1.html#04bouekitaisakuD
(1)EU域外国境(ドイツ連邦政府による入国制限措置)
 
(ア)入国制限の対象外となる国籍者等
 ●ドイツ国籍者,EU加盟国国籍者,シェンゲン協定適用国(アイスランド,リヒテンシュタイン,ノルウェー,スイス)国籍者,並びにその配偶者等核家族(注1)
 ●ドイツのほか,EU加盟国,シェンゲン協定加盟・適用国での長期滞在許可を有する第三国国民,並びにその配偶者等核家族(注1)
 
(イ)入国制限が解除となる第三国(2022年1月16日から適用)
 感染レベルが低い以下の第三国・地域からの入国が再び可能となっており,このリストは定期的に更新されます。
 ●チリ
 ●香港
 ●インドネシア
 ●マカオ
 ●ニュージーランド
 ●サウジアラビア
 ●韓国
 ●台湾
 なお,入国が許可されるかどうかは,国籍ではなく,渡航者の入国前の滞在地が基準となります(単なる通過ではなく,滞在許可を所持するなどして,少なくとも過去6か月間滞在していること)。

(ウ)その他全ての第三国からの入国(ワクチン接種証明書を所持している場合)
 2021年6月25日以降,欧州医薬品庁(EMA)によって承認されたワクチン(=パウル・エーリッヒ研究所のウェブサイトに掲げられたワクチン)のいずれかのワクチンの接種証明書を有している方は,最後にワクチンを接種してから少なくとも14日間が経過していれば,(観光目的や知人訪問目的も含め)ドイツに入国することが可能となります(「変異株蔓延地域(Virusvarianten-Gebiet)」からの入国者​は対象外)。ワクチン手帳,接種証明書またはデジタル接種証明(ドイツ語,英語,フランス語,イタリア語又はスペイン語で記載されたもの)のいずれかにより接種が完了していることを提示する必要があります。
 ワクチン接種証明書の詳細については,下記「ドイツの防疫対策」2.検疫措置をご確認ください。
 
【参考】
○第三国からのワクチン接種者に対する入国制限の緩和(連邦内務省)
 https://www.bmi.bund.de/SharedDocs/pressemitteilungen/DE/2021/06/einreisebeschraenkung-geimpfte-personen.html;jsessionid=138392E8664EC33DCFBD608B03EC31EA.1_cid295
 
(エ)その他の第三国からの入国(ワクチン接種証明書を所持していない場合)
 上記(イ)のリストに含まれていない第三国からの渡航者(ワクチン接種を完了していない場合)は,従来どおり例外的措置として,重要かつ必須な渡航理由を有していれば,例外的にドイツへの入国が可能であり,概ね以下の者及び渡航目的であれば,ドイツへの入国は許可されます。(下記の当館注も必ずご参照ください)

 ●医療従事者,医療研究者及び高齢者介護従事者
 ●経済的観点からその労働が必要であり,その労働が延期できず,あるいは外国において実施することができない,外国人技能労働者(Fachkraefte)及び高度専門労働者(hoch qualifizierte Arbeitnehmer)(注2)
 ●物流従事者,運輸業従事者
 ●農業に係る季節労働者
 ●船員
 ●ドイツ国外で(ドイツの大学の学業を)完全な形で進めることが不可能な外国人留学生,並びに職業見習・実習生及び(ドイツにおける)職業資格認定のための試験・研修等に参加する者(注3)
 ●家族滞在の目的で入国する外国人家族,及び家族に係る緊急の理由による訪問(注4)
 ●国際的保護その他人道上の理由による保護を必要とする者
 ●その任務を遂行する外交官,国際機関職員,軍関係者,人道支援関係者
 ●特定引揚げ者(Spaetaussiedlerinnen und Spaetaussiedler)
 ●トランジット乗客(注5)

長くて複雑ですね、、

日本人が日本から入国する場合は(1)の(ウ)または(エ)に当てはまります。

(エ)の場合は、特別な理由が無いと入国できないので、ハードルが高そうです。

一方、(ウ)はワクチン接種を完了させれば、入国が認められるため、比較的手続きは容易だと考えます。ドイツの場合、日本の市区町村等が発行するワクチン接種証明書で無事に受理してもらうことができました。

つまり、ワクチン接種を完了している日本人なら、ドイツへの入国は認められるということになります。

そして、必要な資料は、ワクチン接種証明書だけとなります。

海外渡航の可能性が見えたら、渡航に向けた準備を進めましょう!

②【約2ヶ月前まで】航空券を予約する

コロナ禍で入国規制があっても、主要な国なら飛行機は毎日、数便飛んでます。

そして、航空券は、今まで通りインターネットで購入することができます。私は、Skyscannerを利用して、最安値をチェックしながら航空券を購入しました。

また、出発日から2ヶ月を過ぎてしまうと航空券は高くなる傾向にあるので、2ヶ月前までに購入しておくことをおすすめします!

現在、多くの航空会社で、最安値のプランでも日付変更可能なフレキシブルチケットが販売されています。今まではアップグレードしたチケットでないと日付変更不可でしたが、コロナの影響で各社が見直しているようです!

そして、いつ自分がコロナウィルスに感染したり、水際対策が変更になるか分からないので、フレキシブルチケットを購入することをおすすめします。

旅行代理店を経由したほうが少し安いケースもありますが、日付変更の可能性も考えて、フレキシブルチケットがとても便利です。。。

③【2週間頃前まで】ワクチン接種証明書作成の申請

入国の際に必要になるワクチン接種証明書の作成を、ワクチン接種接種時点で住民登録があった市区町村等に申請します。入国審査の際に、パスポートと一緒に提示する必要があるので、紙媒体のものを取得する必要があります。

市区町村等によりますが、作成の申請をしてから1〜2週間かかるので、なるべく早めに申請しましょう。私の場合は、6営業日で証明書が届きました。

「自分の住んでいる市区町村等名 ワクチン接種証明書」等で検索すると申請方法がヒットすると思うので、調べてみてください。もし見つからなければ、電話等で確認しましょう。

例として、以下が東京都世田谷区の申請方法となります。https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/fukushi/003/005/006/013/003/d00192572.html

私の住んでいる地域も、郵送申請のみでした。必要書類を入れて郵送し、問題なくワクチン接種が返ってきました。

④【渡航日まで】入国規制の最新情報をチェック

何が起こるか誰も予測できない状況のため、入国規制はいつ変更されてもおかしくありません。そのため、出発まで常に最新情報をチェックして、万全の準備で海外渡航しましょう。

また、渡航してからも、各国の新型コロナ関連のニュースや入国規制に関わる情報を収集し、どんな状況においても対応できる準備が大切です。

日本への帰国日が決まっている方は、帰国の際に空港から自宅(または自主隔離先)への交通手段もなるべく早めに手配しておきましょう。

私は、親族に空港まで自家用車でのお迎えを依頼しましたが、他にはハイヤーやレンタカー、専用バス等の交通手段もあるので早めに手配しておくと良いでしょう。

海外渡航に向けた具体的な流れは、以上となります。

私も正直、目的地の国に入国できなかったらどうしよう、、と不安がいっぱいでしたが、実際行ってみるとかなり確認は緩かったです。。。(最悪のケースを想定して準備したほうがいいですが、、)

ヨーロッパへの渡航を考えている方は、何か質問があればお気軽にお願いします^^

コロナ禍でかなり行動が制限されてしまい、思うようにいかないことも多い状況ですが、皆さんの心配が少しでも無くなり、今しかできない貴重な経験ができることを祈っております。

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